瓦屋3代目幸次郎に関するエピソード

【地域の人々に賞揚され瓦屋三代目】

三代目幸次郎は地域の方からも随分と慕われていたようです。

没後には、近隣の人々によって石祠が建てられ現在もまだ残っています。

 ここに、石祠と由来を説明したものをご紹介します。

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  高井神社縁起

 ここに祀れるは呉服商瓦屋三代目店主、故高井幸次郎翁なり。

 翁や、もと性は善、情は温。当地一帯の有力地主なれど財を誇るを悪み、陰徳を施すを好む。不作の年、佃戸困窮すれば年貢は問わず、却って夜陰ひそかに窮戸の門に施米を置いて去りたり。翁の積年の功徳、此れを賞揚せぬ者なかりし。惜しいかな翁、若年にして天に身罷る。報恩の家々、翁を讃え大正七年五月吉日を選びてここに石祠を建て高井神社と称す。。年経て平成の世に至り石祠は荒蕪に巻かれ問津の士は絶えなんとす。よってわれら一同、ここに石祠を改築して大正の先達らの志を再興しその美質を後の世に伝えんとするものなり。

   平成十七年十一月吉日親和会

 

  親和会

秋吉光隆 板清至 板清末行 板清正則 板清和久 岩元保利 大西隆博 大西余志治 大西忠博 太田実

尾造孝則 髙井勲 武内栄二 竹ノ内和弘

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